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はじめに |
平成13年、母校小田原高校は創立百周年を迎え、その輝かしい歴史に新たな一頁を加えることとなった。それに伴う多くの記念事業も、同年11月17日に開催された創立記念式典を中心に、学校、PTA、同窓会の三者協力のもと華々しく展開された。その中でも同窓会は、事業資金の募金から始まり様々な分野において多大な貢献を遂げた。その成果は当初の予想を遥かに超え、感動的且つ盛大な式典を含め、改めて小田高卒業生の母校への想いと絆の強さを示したものであった。
けれども、平年時の同窓会の活動に関しては、必ずしも活気あるものとは言えぬ事情が存在する。例えば、総会を含めた各集会への出席率、年会費納入率の低迷は、会運営に危機感さえ覚えさせられるものがある。反面、各運動部、文化部活動のOB会、あるいは地域職域同窓会のそれは比較にならないほどの盛況ぶりを示している。 小田高は、神奈川県が過去数年来推進してきた県立高校の統廃合あるいは教育体制の再編計画に沿い、小田原城内高校の統合と学年制普通科高校から大学進学重視の単位制普通科高校への変更など、大きな転換期を迎え、平成16年4月より新体制下の小田高として再発足した。この時機にあわせ、改めて小田高同窓会のこれからを考え、会活動の是正すべきところを追究し、より多くの会員ことに若い世代あるいは女性会員の積極的な参加を求めることによって、会の活性化を図ることが最重要課題と言えよう。 こうした認識において、平成15年8月同窓会長の諮問機関として「同窓会在り方検討特別委員会」(以後本委員会という)を発足させ、現状の解析と課題の解決を求めた。 新制度下の小田高が発足直前の平成15年秋以降、小田高を廃校とし、校名も異なる全く別の新校を発足させようとする有力な動きが表面化し、県当局にも同種の動きがあった。様々な要因が予見されたが、県西の要所、小田原に存在する高等学校である事実は、統合後のいずれの事態であっても変わりはなく、さらに小田高は、百年の歴史を有する統合校でもあるわけである。いずれにせよ母校の存立が否定されるような事情では、同窓会の在り方も全く別の道を歩まねぱならないことになる。当然、我々の討議もそうした事情の分析に、かなりの時間を費やすことになったが、様々な見解の相違、誤解などの重なりが明らかになった時点で、私たちにとっての小田高は、あくまでも従来通りの母校小田高であるとの共通認識を確認し、以後の討議の基本姿勢とした。 このたび、答申書の作成がようやく終了した。前述のような諸事情から、答申予定時期を大幅に遅延することになったが、本委員会に参加した同窓生の熱い想いをも込めて、この答申書が、同窓会そして母校の新しい大きな発展に、些かの働きを生むことを切に願うものである。 |
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