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◇高瀬孝夫実行委員長(同窓会会長)あいさつ |
| 平成13年11月17日。土曜日。小田原高校創立百周年記念式典が行われる小田原市中曽根の『小田原アリーナ』は、爽快な朝を迎えた。 箱根外輪山・明神岳から顔を覗かせた雪化粧の富士。その富士山を背景に、会場の芝生庭に立つ三本のポールには、国旗日の丸を真ん中に神奈川県旗、小田原高校の校旗が誇らしげに掲揚された。 紺地に白く樫の葉をデザインした小田高旗は、微風の中、この日の式典を祝うかのように、時折り大きくはためいた。 式典会場のアリーナには、在校生徒と教職員千百人を真ん中に、岡崎洋神奈川県知事をはじめ来賓、招待者百九十人、PTA490人が整然と並び、二階観客席には同窓生約千四百人が晴れの式典を祝って、顔をそろえた。 小田高吹奏楽部の演奏にあわせ、国歌『君が代』の大合唱で、記念式典の時は刻まれはじめた。司会は池邊史郎教頭が、開会の言葉は桜井靖久教頭が行った。 最初に演壇に立った高瀬孝夫百周年記念事業実行委員会委員長典をはじめ百周年事業へ向って学校、PTA同窓会が一体となって取り組んできた苦労を称えた。 そして、三千人が一堂に会して始まったこの日の記念式典は、「参加した在校生たちへの何よりの励ましになった」と、先輩としての熱い思いやりを見せた。また、神奈川県の学校再編計画で平成16年にスタートする小田高と小田原城内高校との統合新校に、併せて大きな期待を寄せた。 須山英治校長は、明治33年に創立した小田原高校(当時の名称は神奈川県第二中学校)は、近代国家への優秀な人材、リーダーの育成という時代の要請で開校したと誇りある歴史を述べ、校訓『至誠無息』『堅忍不抜』が精神的な土台として位置付けられたと話した。 参列者に感銘を与えたのは、全校生徒に対し須山校長が次のような期待を掛けた時だった。 「諸君は、百年の伝統の恩恵を被るだけの人間ではなく、百年の伝統に光を添える人になってほしい」と。 小田高を紹介する記念映像『百年の歩みと未来への鼓動』が、場内の大スクリーンに映し出された。姉妹校の米ホイットマン高校マルコ校長からのお祝いメッセージ・ビデオも上映された。 岡崎洋神奈川県知事をはじめ豊島きよし神奈川県議、櫻井義英神奈川県教委委員が祝辞をのべた。 お祝いの演奏は、小田高と小田原城内高箏曲部による演奏で、曲目は『花筏(はないかだ)』。両校統合にむけて一足早い合同演奏となり、大きな拍手が沸いた。 式典は約1時間20分かかった。この間、広いアリーナ会場の小田高生たちは、私語もなく、携帯電話も鳴らず、粛々として参列していた。 長瀬未季生徒会長は、用意した原稿も見ずに堂々と小田高生としての誇りを述べて挨拶した。来賓やPTA、同窓会生たちからは、一斉に感嘆と励ましの拍手が、会場いっぱいに広がった。 記念式典は、場内を揺るがせる小田高校歌の大合唱で最高潮となり、小瀬純一PTA会長の挨拶で終了した。 このあと小田高出身のシナリオ作家、山田太一氏(高5回)の記念講演が行われた。それが終えて約1時間後には式典会場は懇親会場に大変身した。呼び込みの北条太鼓の熱い演奏で、懇親会は始まった。 木島章夫・元RF日本・アナウンサー(高5回)の司会で進行。百周年記念事業の特別表彰や寿獅子舞、在校生とOBによる箏曲合同演奏、創立50周年記念当時在校していたOBによる往時の50周年祝歌などが賑やかに披露された。会場のあちこちで歓談の輪が広がり、懇親会の宴は時の経つのも忘れて続いた。 〔特別表彰〕ソフトテニス部、陸上競技部、サッカー部のみなさん(表彰内容は記念式典プログラムに掲載) |
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