期間:令和5年5月14日(日)〜令和6年4月末
会場:小田原高校中等教育史料館(小田原高校南館3階)
入館:無料、卒業生でなくてもご入館できます。樫友祭(5月14日)と小田高祭(6月)以外は事前予約制です。(詳しくは「小田原高校中等教育史料館のご案内」をご覧ください)
令和6年正月、箱根駅伝は第100回大会を迎えます。金栗四三らが「世界に通用するランナーを育成したい」と願い、大学駅伝の創設を話し合いました。東京高等師範学校徒歩部(現筑波大学陸上競技部)で金栗の2学年後輩だった澁谷寿光先生(中7)が、小田原中学校(現小田原高校)在職中、その企画を担当しました。東京から箱根まで歩いて距離を測り、往復10区間・各区間平均20kmで2日間とするコースを作りました。第1回大会では澁谷先生の指導のもと、5区で小田原中学校徒歩部(現陸上競技部)の部員たちが松明を灯し、選手たちを伴走するなど協力しました。
以来、小田中・小田高の卒業生たちは、優勝に貢献したり、主将を務めたり、兄弟で出場したり、同じ大会をともに走ったり、さまざまな活躍をしてきました。箱根駅伝の長い歴史の中でも、全国的な陸上強豪校は別にして、県下有数の進学校である小田高の卒業生たちが、箱根駅伝に出場を続けて活躍していることは、小田高にとってすばらしい誇るべきことであり、明治以来の質実剛健という小田高の襷をつないでいると言えましょう。第100回大会を迎えるにあたり、箱根駅伝の意義をお考えいただく一助となりましたら幸いです。
主に次の卒業生を紹介します。
- 箱根駅伝のコースを作った澁谷寿光先生(中7)
- 総合優勝した選手たち
早稲田大学の河野一郎(中12)、河野謙三(中15)、中井賢二(中27)、明治大学の牧野博(中38) - 兄弟で走った選手たち
横浜国立大学の武井英雄(中43)、武井孝雄(高3) - 第54回大会をともに走った選手たち
筑波大学の石塚靖夫(高25)、森二郎(高26)、早稲田大学の内野郁夫(高26) - 第75回大会をともに走った選手たち
中央大学の豊田雄樹(高47)、神奈川大学の平野泰輔(高47)
卒業生選手全員の戦績を紹介します。展示品は写真、実際に着用したランニングシャツ、ゼッケン、シューズ、大会申込用紙、大会プログラムなどです。また、第75回大会の5区と10区のDVDを常時上映し、豊田選手と平野選手の活躍を紹介します。
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